1987-09-03 第109回国会 参議院 商工委員会 第4号
○梶原敬義君 対ソ貿易の現状ですね、対ソ連貿易の状況、今大体どのくらいの業者が、特に商社が介在をして、それで大体六十一年実績でどのくらいの貿易実績があるのか、その点についてわかれば簡単に。
○梶原敬義君 対ソ貿易の現状ですね、対ソ連貿易の状況、今大体どのくらいの業者が、特に商社が介在をして、それで大体六十一年実績でどのくらいの貿易実績があるのか、その点についてわかれば簡単に。
あわせて、今回の事件の発端がKGBからの働きかけであり、この事件の当事者でもある元和光交易モスクワ事務所長の熊谷独氏は、雑誌文芸春秋に手記を寄せて、ココム規制、貿易管理令をすり抜けて戦略物資をソ連などコメコン諸国に輸出する、ソ連貿易業界で使われている典型的な手口を八つのパターンで分類、紹介し、今回の事件などはまさに氷山の一角にすぎないと断定しているのであります。
それによりますと、「ソ連貿易に従事するわが国の商社は、その数およそ五十数社、」「これらの商社のうち、日本政府当局の輸出規制関係の法規を一度も侵犯していない商社は、おそらく皆無であろう。」
その中に、「あらゆるタイプの商社がソ連貿易に参画しており、そのほとんどがモスクワに支店や駐在員を置いている。これらの商社のうち、日本政府当局の輸出規制関係の法規を一度も侵犯していない商社は、おそらく皆無であろう。証拠があるわけではないが、永年ソ連貿易の現場に身を置いた者の、確信に近い実感である。」そういう背景の中で貿易が行われているということなんですね。
それから、対ソ連貿易の問題は、これは木材の団体だから悪いとか商社だからいいとか、そんなことソ連は言っていないはずです。団体で入れておるところもあるし、個人で入れている人もあるし、商社で入れているところもある、まちまちでございます。
○戸叶武君 ソ連貿易の方も一昨年の昭和四十九年は輸出十一億ドル、輸入十四億ドル、昨五十年は輸出十六億ドル、輸入十二億ドルと、その後はぐっと伸びがダウンしておりますが、やはりソ連の輸出輸入の主たる物は何か、ソ連にはプラント輸出や機械類の輸出が多いとのことでありますが、このソ連との貿易の停滞はどういうところに原因があるか、外務省の方で答えられないときには通産省の方でお答えを願いたいと思います。
○堂森委員 ただいま局長からの数字的な説明がありましたが、ソ連貿易で西独及びアメリカが大きく伸びてきたということは事実でありますが、それにはやはり大きな理由があると私は思うのであります。 と申しますことは、一般に共産圏の国々は、他の国から輸入をやっていく、あるいは国内の開発をやっていくという場合に、一番困っておる問題点はやはり外貨の不足である。
御指摘の輸入一元化機関ということは、中国貿易やソ連貿易の場合にもいろいろいわれたことであります。今回のような国際的な異常高値の場合にもそういう御議論もございます。共産圏貿易の場合とは話は違いますが、ともかくございます。しかし私は、やはり貿易というようなことは、なるたけ自由に商社の責任において、自己負担においてやらせることが、長い目で見て経済を発展させ、貿易を発展させるもとになると思います。
○小林(進)分科員 裏日本にとってはソ連貿易はたいへんな問題でございますので、順序、序列があることは大臣の御答弁でわかりましたが、どうかひとの今後ともぜひ実現するように御奮闘賜わることをお願いいたしまして、時間が参りましたので私の質問を終わりたいと思います。
○進政府委員 御指摘のように、沿岸貿易と申しますか、ソ連貿易あるいは最近は特に対中国貿易につきまして非常に関心が高まっております。しかし現在のところ、御承知のようにソ連にしても中国にいたしましても、雑貨関係はいわば消費財関係が多うございますので、そういう点がはたしてどれだけ進むであろうかという懸念を持っておる向きもあるようでございます。
それから、この対米規制を行なう以上は、輸出振興のために中共、ソ連貿易に特に努力すべきである、このように私は考えるのですが、いまその実情はどうなっておるか、それを簡単に要点を答えていただいて、今後、政府としてはいかなる対策をもって中共なりあるいはソ連貿易をやっていくか、その対策についてお聞きしたいと思うのです。
○藤田(高)分科員 限られた時間ですから詰めた論議はできませんが、大臣はいま、世界各国に対して、いわばソ連貿易を含む社会主義国家群に対しても貿易量のワクを拡大する必要性を認めたと思います。これは私の強い要請として申し上げておきますが、単なる研究課題ではなくて、緊急の重要課題としてひとつぜひ御検討をいただきたい、この点を要請いたしておきたいと思います。
いまお話しのソ連貿易につきましては、農協などでも代表団が視察に行ってやっております。私の郷里は長野県で、リンゴを引き合いに出していますけれども、まるで安い小さいものばっかりほしがっておって、われわれのほうの上等品はほとんど話になっておりませんから、これはこれからの研究問題だ。私は、世界じゅう至るところに販路を拡張する努力はするほうがいいと思っております。
○武藤(山)委員 ソ連貿易については、輸出入銀行の利用あるいは決済上の不都合が他の自由主義国との比較の場合あるのですか。それはいかがですか。
そしてわれわれは中共貿易、ソ連貿易等に努力をいたしますけれども、まだ東ヨーロッパを含めた共産圏貿易が全体としてわずかにまだ五%であります。こういうことは、よほどもう少し国民の皆さんに経済の基本知識として周知徹底していただくように私どもはお願いしたいと思います。
かつては中国大陸との貿易のほうが、対ソ連貿易より以上だった、そういうことを考えると、さらにさらにもっと貿易額をふやし得る、かように私は考えています。
ソ連貿易についてはそういう意味でプラント輸出というものが非常に有望でありますが、このときやはり問題になりますのは、先ほど来も話が出ました延べ払いの条件であります。あとは技術さえよければノーハウ・フィーはかまわずに払ってくれる国柄です。それで、非常に正確に約束を守ります。こういう意味ではソ連という国は将来プラント輸出の場としても重要であるということをまず申し上げたい。
それで、さっき宮崎参考人からお話がありましたとおり、日本も相当綿花をソ連から買っているわけでございますから、これらの点につきましてはやはり相当ソ連貿易も拡張の方向にまいっているわけでございます。
○中村(重)委員 最後に堀江参考人にお尋ねいたしますが、先ほどソ連貿易の問題にお触れになりました。私も一昨年ソ連へ参りまして、シベリア開発並びに沿岸貿易の問題に対しましていろいろと調査をいたしましたし、要路の方々の意見も伺ったわけです。
たとえば日中貿易の拡大を積極的に協力してやるとか、またソ連貿易をやるとか、そういうことで考えていかなければ、日本の貿易はただアメリカに依存しているだけでは、今度のような問題が起こった場合、やはり混乱してくるという危険もございます。共産圏貿易ということになりますと、やはりそこにはいろいろと困難がございましょう。
ところがソ連貿易に対しての表を見てみますると、倍まではいっていない。このアンバランスもあるわけでございまするが、これはやはり向こうに輸出すればそれだけのものはまたこちらが買う、向こうから買えばそれだけのものをこちらからまた輸出できる。そこで、近年沿岸貿易は若干活発になってまいりましたけれども、一般貿易についてはまだなかなかうまくいってない。
私は先ほどソ連貿易が今日の不況の解消のために、またわが国経済の発展のために重要なことを申し上げました。中国貿易とて北鮮貿易とて同様であります。このことなしに真の自立というものはないのじゃないか。佐藤内閣の現在の姿勢というものがこの問題を離れて、こういう経済基盤の問題を離れてやっていきますというと、狂いが生ずる。
そういう輸出入関係のルーズさがあって、ソ連貿易の木材というものがあまり入ってこないというようなきらいがないとも限らない、そういう傾向があるということを私ども聞いているわけです。